

2025年2月16日没後80年
彼の詩を読みながら、ゆかりの地をたどり、彼の歩いた地と彼の心を感じてほしい。
空を仰ぎ、星をかぞえ、
時代の朝を待った尹東柱(1917-1945)
自選の19篇を中心にした日韓対訳選詩集
韓国で最も愛される澄明な詩群
詩人の生涯を詩と写真でたどる旅
両開きで日本語と韓国語の詩をそれぞれ収載
序 詩 (1941.11.20)
死ぬ日まで空を仰ぎ
一点の恥辱なきことを、
葉あいにそよぐ風にも
わたしは心痛んだ。
星をうたう心で
生きとし生けるものをいとおしまねば
そしてわたしに与えられた道を
歩みゆかねば。
今宵も星が風にふきさらされる。
序詩
죽는 날까지 하늘을 우러러
한점 부끄럼이 없기를 ,
잎새에 이는 바람에도
나는 괴로워했다 .
별을 노래하는 마음으로
모든 죽어가는 것을 사랑해야지
그리고 나한테 주어진 길을
걸어가야겠다 .
오늘밤에도 별이 바람에 스치운다 .
本書は、伊吹郷訳・日本語版尹東柱全詩集『空と風と星と詩』を底本にした対訳選詩集。
両開きで日本語と韓国語の詩をそれぞれ収載し、尹東柱ゆかりの地である、故郷の北間島、韓国のソウル、延世大学、光陽、日本の立教大学、同志社大学そして終焉の地、福岡を巡る旅を、カラー写真などで収録しています。